《問題》 | あるお店でビーズを買おうとしたところ、2つの入れ物入れAとBがおいてあり、「入れ物Aは1杯300円、入れ物Bは1杯150円」と書いてあった。Aは、底面の半径6p、高さ8pの円柱の入れ物で、入れ物Bは、底面の半径6p、高さ8pの円錐の入れ物である。600円分のビーズを買うとしたら、どちらの入れ物を使えば得だろうか。 |
《課題》 | 円柱の入れ物Aは、円錐の入れ物Bの何杯分だろうか、実物を作って測ってみよう。 |
具体物を示して、視覚的に考えられるように配慮する 。 | |
具体物を横から見たり、手に取ったりしながら、大きさの違いを考える 。 | |
数が少ないので、実物を作ることを伝える 。 | |
厚紙で展開図を作れば、入れ物を作ることができることを伝える 。 | |
入れ物には、ふたも付けるように指示する 。 | |
展開図はどのようになるか考える 。 | |
展開図がどなるか、また、寸法はどれくらいになるかわからない生徒には、具体的に実物を切り開いて見せながら、どことどこの長さが同じかなどを考えてみるように促す 。 | |
それぞれの展開図をかいて、入れ物を作る 。 | |
作った入れ物を使って、ビーズを用いて体積(容積)を測る 。 | |
AはBの3およそ3倍になりそうであることをまとめる 。 | |
ある程度測定できたところで、演示によってAはBの3杯分であることを確認する 。 | |
「円柱の体積=底面積×高さ」
「円錐の体積=底面積×高さ÷3」 で、それぞれ求められることを確認し、円柱や円錐に限らず、柱体と錐体のそれぞれの体積は同様に求められることをまとめる 。 |
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柱体と錐体の体積の求め方を理解する 。 | |
次の時間は、入れ物Aと入れ物Bを作る場合の型紙の大きさはどちらが少なくて済むかを課題とすることにして、表面積の学習を位置付ける 。 |
ア | 横から見れば底辺と高さが等しい長方形と三角形だから、AはBのちょうど2倍になりそうだ。どちらで図っても、同じではないか 。 |
イ | B2杯よりもAの方が多いような感じもする 。 |
ウ | 実際に作って測ればわかるはずだ。 |
エ | 展開図がかければ、厚紙で作ることができるはずだ 。 |
オ | 円柱は、長方形と円2つでできる。大きさをどれくらいにすればよいか 。 |
カ | 入れ物の寸法から逆算すれば、展開図のそれぞれの寸法がわかる 。 |
キ | それぞれの展開図は、次のようになる。 |
ク | 実際に測定すると、Aに入る量はBに入る量の2杯分よりも多い 。 |
ケ | 何回か測ると、約3杯分になっているようだ 。 |
コ | 600円分のビーズを買うとしたら、Aの入れ物で2配分にした方が得をする 。 |
サ | 円錐の入れ物は、思ったより入らないので驚いた |
シ | 型紙の広さはどうなのだろうか。どちらが少なくて済むのか考えてみたい 。 |
なお単元構成および授業展開、ワークシートの著作権は新井 仁(所属:長野市立柳町中学校)に帰属しております。
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