前時出された図の中で、立方体にならないものを取り上げ、提示する。(該当する図がなかった場合は、教師が準備した図を示す。) | |
まず、念頭操作のみで考えるように促す。 | |
(1)と(2)を切り離して、(2)と(4)を接続するなどして、5つの正方形が一列に並んでしまうことなどを取り上げる。 | |
ポリドロンを使い、実際に組み立てながら自分が考えたことを検証する。 | |
いずれかの頂点を中心として、1枚あるいは複数枚の正方形を回転させることにより、違う展開図ができたり、できない理由が説明しやすくなったりすることを導く。 | |
提示された図では立方体にならないことを、面のつながり方や配置の仕方を根拠にして説明する。
<付記> この授業では、命題「5つ(以上)の正方形が一列に並ぶと、立方体にはならない」は正しいことに対し、逆命題「立方体にならないとすれば、5つ(以上)の正方形が一列に並ぶ」は正しくないことを暗に示している。「正しい命題の逆は成り立つとは限らない」ということであり、論証の基礎を培う一つの場面でもある。 |
ア | 同じ色はつながっていないし、一列に並ぶ正方形の数も5つ以上になっていないから、立方体ができる図の特徴に沿っている。 |
イ | 実際には、立方体にはならない。できない理由をどのように説明すればよいか。 |
ウ | 組み立てたときに、どの辺とどの辺が接続されるかどうかを考えながら、正方形の配置の仕方を変えてみると説明できそうだ 。 |
エ |
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まず、頭の中だけで考えてみよう。
オ | ポリドロンで確かめてみると、(1)の面と(6)の面が重なってしまうことがわかる。 |
カ | (2)と(3)を切り離して、いずれ接続される(2)と(4)を先に接続した図にすると、5つの正方形が一列に並ぶ。これは、立方体ができる図の特徴に反する。 |
キ | いずれかの頂点を中心に面を回転させていくことにより、新しい展開図が導かれたり、立方体にならない展開図の理由が説明できたりする。 |
なお単元構成および授業展開、ワークシートの著作権は新井 仁(所属:長野市立柳町中学校)に帰属しております。
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